熊本県の農業
熊本県の農業の概要
熊本県は、世界最大級のカルデラを有する阿蘇や、美しい島々からなる天草に代表される素晴らしい自然にあふれています。また、阿蘇山、九州山地に源を発する菊池川、球磨川などの一級河川や豊富な地下水など、水資源にも恵まれています。
熊本県は三方を山に囲まれているため、天草地方を除いて、全体的に内陸性気候であり、年平均気温は熊本市で17℃前後、阿蘇地方で13℃前後となっています。また、年間降水量は平地で約2,000mm、山地で約3,000mmとなっています。
このような豊かな自然の恵みを背景に、多様な農林水産物が生産されています。
農業の担い手
総農家数は全国的に減少しているなか、熊本県においても、令和2年(2020年)は平成27年(2015年)に比べ10,535戸減少し、47,879戸となりました。
新規就農者数は令和4年(2022年)5月から令和5年(2023年)4月までの新規就農者数は402人となり、前年より24人減少しました。
農業の生産
令和4年(2022年)の農業産出額は、米や乳用牛等が減少した一方で、野菜や花き、豚等が増加したため、前年より35億円増加の3,512億円となっており、全国第5位となっています。
出典:くまもとの農林水産業2024