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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](225)出荷管理システム化 JAかみましき

2022.08.25
よかくまシステムで日量を集計する職員

 JAかみましきではイチゴやトマト、キャベツなどの出荷数量を管理する「よかくまシステム」を活用して、スムーズな出荷や運送会社や市場と情報を共有した有利販売につなげている。

 生産者は携帯端末などを用い、生産物の持ち込み数量を事前に同JAへ送信。その後、同システムは自動的に集計表を作成し、これらの情報を基にJAから各取引市場への分荷作業やトラックの手配にも役立てている。

 出荷作業にかかる時間が短縮される他、当日の早い時間帯に運送会社や市場などとも出荷数量を共有できる仕組み。運送会社との間では、同システムを運用することでトラックの積載効率を高めることが可能で、運賃などの費用低減に寄与している。

 また、市場は仲卸業者などへ早期かつスムーズに情報を提示することで、仕入れる生産物を優先的に供給できる。この他、安定した供給にもつながることから余分な発注を避けることも可能になっている。

 同システムを通じて生産者に対してはJAから市況や販売状況、栽培管理の情報も提供しており、安心で高品質な生産物の安定出荷につなげている。