JA熊本中央会とJAグループ熊本営農指導協議会は8月1日、2023年度JA営農指導実践熊本県大会をJA熊本教育センターで開いた。11JAの営農指導員が参加し、農家所得増大や担い手の育成・確保に向けた優良事例の発表を行った。最優秀賞にはJA菊池の西淳史さんが輝いた。
同大会には県内JAや連合会の役職員ら約110人がウェブ視聴を含め参加した。営農指導員の技術・情報の共有化とネットワーク構築を目的に開催している。
JA熊本中央会の宮本隆幸会長は「農家の負託に応えられる指導員として、引き続き活躍してほしい」と呼びかけた。
最優秀賞の西淳史さんは「産地を守れ! ~省力化とサツマイモ基腐病対策~」と題し発表。審査員長を務めた県農業革新支援センターの松森信センター長は「産地の課題解決に向けた取り組みに加え、基腐病を発見した農家へのフォローアップが素晴らしかった」と評価した。
西さんは12月に長崎県で開かれる九州ブロック代表選考会に出場する。
その他の受賞者は次の通り。(敬称略、かっこ内はJA名)
▽優秀賞=北村 桃香(熊本市)、上田 誠(やつしろ)