農林中央金庫熊本支店の若手職員4人は7月下旬の5日間、宇城市で洋ランを生産する(有)宮川洋蘭で農業法人研修を行った。農林水産業を支える金融機関の職員として、現場の苦労や経営者の想いを学ぶことが目的。同支店の職員は毎年、県内の農業法人を訪れ、経営者とともに汗を流す。
今回は、洋ランの管理作業をしながら、同法人の新規事業であるイチゴ観光農園の新企画の検討にも参加した。同支店の淺田恭國さん(25)は「現場の苦労を肌で学ぶことができた。一層親身に経営をサポートしたい」と話した。
同法人の宮川将人社長は「農業を取り巻く環境は厳しさを増しているが、変化を恐れず、自ら提案し行動を起こしてほしい」と職員らに期待を寄せた。