熊本県産温州ミカン「肥のあかり」の全国の取引市場向け販売が9月中旬、昨年より2日早く始まった。本年産の外観や品質は良好で、1万3300ケース(1ケース5キロ)の初荷を、昨年を上回る単価で販売した。
2023年産温州ミカン全体の販売計画量は3万3400トン(前年比122%)を見込む。翌年3月まで計画出荷と安定供給に努める。
同連は消費拡大対策として1億2000万円規模の試食宣伝活動を展開。果樹生産者の所得の最大化による経営安定を図る考えだ。
この日、熊本工場でジュースなどの加工用品の原料集荷を開始。受入式を行い、安全操業を祈願した。23年産ミカンの搾汁は7000トンを計画する。