JA熊本市管内の芳野地区にて、タケノコの出荷が最盛期を迎えている。同地区で育つ「モウソウチク」は白くて柔らかく、えぐ味が少ないのが特徴。県内外への出荷が4月下旬まで続き、総出荷量140トンを目指す。
2024年産は、例年に比べると収量は少ないが、高単価を維持し、販売は順調。8日からは、熊本市内の小学校給食へも供給されている。
JA芳野筍(たけのこ)部会は、28戸の生産者が朝早くからタケノコ掘りに汗を流す。若手生産者も多い。JA熊本経済連が定めた出荷規定に基づき、3Sから3Lの大きさを2キロ、4キロ、10キロ箱に選別。集荷されたタケノコは併設された冷蔵庫で保管し、鮮度を保ったまま出荷される。
最盛期を迎え、収穫の追い込みに入った。内田一臣部会長は「春先の高温と多雨の影響で、収量が急激に増えた。消費者に高品質なタケノコを届けるために、出荷終了まで部会全体で力を合わせる」と述べた。