JA熊本経済連は9日、県庁で木村敬知事に県産大玉スイカを贈った。2024年産春夏ウリ類(スイカ)の生産や出荷状況も報告した。
24年の県産スイカの出荷は3月から関東や関西などへ始まり、現在最盛期を迎えている。天候不順で生育に若干影響があったが、生産者の努力もありおいしく仕上がった。
生産部会は消費地での試食販売やPRを行い、一層の消費拡大に力を入れる。作付面積は大玉と小玉の計593ヘクタールで全国1位。24年産の出荷量は約2万1000トンを見込む。
経済連の丁道夫会長は「燃料や資材の高騰など厳しい環境が続くが、生産者はおいしいスイカを届けたい一心で懸命に作業している」と話した。木村知事は「熊本最大の産業は農業だと思う。担い手育成など、県としても全力をあげて支援する」と応えた。