JA熊本経済連と熊本県JA農機自動車技術指導士会は5月、「農作業安全運動」の特別推進を行う。経済連は8日、JAグループ熊本農作業安全運動の出発式を熊本市で開いた。広報車が農作業事故防止と熱中症予防の啓発に向けて出発。県内各地を巡回する。
出発式には経済連の役職員や県職員ら約80人が出席した。経済連の丁道夫会長は「5月と9月を特別推進期間とし、行政と連携しながら事故撲滅に向けた啓発活動の強化に努める」とあいさつした。
経済連は、農作業安全のチラシ5万枚を県内JAなどを通じて配布。農繁期を迎えて大型機械を使う農作業が増えるなか、安全への意識向上を図る。
近年は5月に気温が30度近くになる日も多く、熱中症も心配される。家族や仲間による「声かけ」運動も奨励して、事故防止への意識を高めたい考えだ。