JAくまは5日、出荷の最盛期を迎えている甘長トウガラシの現地講習会を、あさぎり町の岡村孝夫さんの圃場(ほじょう)で開いた。講習会にはJA管内の生産者とJA担当者ら11人が参加。これからの本格的な出荷に向け、品質管理や防除などの説明をした。
JA営農指導員は定植後の高温乾燥や4月の長雨の影響で、例年より生育のふぞろいや病害虫、生理障害などの状況が多かったことを説明した。今後の栽培ポイントとして「7~9月の高温期は肥培管理や病害虫の対策、ローテーション防除に早めに取りかかってほしい」と呼びかけた。
講習会後はハウス内の生育状況を見ながら病害虫への対処方法や薬剤など生産者との意見交換を行った。
JA管内では2024年度の生産者戸数は33戸、作付面積が約1・5ヘクタール、出荷量約37トンを計画する。