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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](118) 規格外トマト利活用 JAたまな

2024.08.01
ケチャップの瓶詰め作業をする女性部員

 JAたまな女性部は、トマトを使ったケチャップ作りに取り組んでいる。生産者が持ち込んだトマトの中で、出荷基準に満たないものを使用し、食品ロスの削減につなげる。

 集荷センターに持ち込まれたトマトのうち、傷や品質などで基準に満たないものは生産者へ返却される。その後、一部は規格外品として出荷される。

 その他は個人で消費するか、やむなく廃棄する場合もあったという。この状況を受け同部では管内の加工所を活用し、6月、7月にケチャップを作っている。

 同部天水支部では6月中旬、管内の出荷できない規格外トマト200キロを使い、約130本の瓶詰めケチャップを作った。ゆでたトマトを専用の機械でこし、ミキサーで細かくしたタマネギやニンニク、調味料を混ぜ合わせ1時間ほど煮込む。

 JA生活指導員は「トマトケチャップは長期保存も可能で、いろいろな料理に使える。おしいく仕上がって良かった」と話した。