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JA営農指導実践熊本県大会を開催 JA熊本中央会

2024.08.08
受賞した鶴田さん㊧、前村さん㊥、藤本さん

 2024年度JA営農指導実践熊本県大会が6日、熊本市であった。8JAの営農指導員が参加して、主力作物の普及や技術指導、農家所得の増大といった活動事例を発表した。JAかみましきの前村太樹さんを最優秀賞に選んだ。

 JAグループ熊本営農指導協議会とJA熊本中央会の主催。営農指導員間の技術・情報の共有化とネットワーク構築を目的とする。県内JAや連合会の役職員ら約100人が参加した。中央会の宮本隆幸会長は「農家の負託に応えられる指導員としての活躍を期待する」とあいさつした。

 前村さんの発表テーマは「稼げる西瓜(すいか)産地にむけて 西瓜部会青年部発足による新品種の導入と新たな取り組み」。新品種「黒武者」「ピノガール」「BonBonリッチ」の導入と、企業と共同開発した「すいかあいす」による農家所得向上に向けた活動を紹介した。

 審査員長を務めた松森信・県農業革新支援センター長は「出荷玉数や大玉率で着実な成果を挙げたことが分かる。加工品向けスイカのニーズを企業と結びつけた点も評価が高い」と講評した。

 前村さんは11月に熊本県で開く九州ブロック代表選考会に出場する。その他の受賞者は次の通り。かっこ内はJA名。
 ▽優秀賞=鶴田淳也(熊本市)、藤本王明(やつしろ)