新着情報

【夏企画 今年始めてみました】氷川町 宮﨑 悠さん

2024.08.16
冷凍イチゴと、冷凍イチゴを使った削りイチゴを紹介する宮﨑さん

イチゴ冷凍販売 粗く削りスイーツに

 熊本県氷川町在住の宮﨑悠さん(22)は実家で収穫したイチゴ「ひのしずく」を冷凍して販売を始めた。冷凍イチゴにアイスを添えたスイーツを地元の「道の駅 竜北」で今年から販売。イチゴの甘酸っぱさと、さっぱりした口溶けが好評だ。

 イチゴの果肉が残るよう粗く削っており、アイスのように溶ける食感が魅力。週末限定で販売するが、瞬く間に完売する。冷凍イチゴに加えて「いちごバター」や「ハニーいちご」など揃える。

 宮﨑さんは親元就農4年目。規模拡大に向け、収穫期を延長して雇用を維持し、夏場の収入を安定させるため冷凍イチゴに注目した。昨年は200キロを試験販売。今年は5000キロの販売を計画する。ロゴも作り、「想(おも)いを紡ぐ、ひとしずく」のキャッチコピーで生産者と消費者の架け橋を目指す。

 有機肥料に糖蜜を加えて品質向上にも取り組む。「『ひのしずく』は大玉で食味が良く、加工しても良さが失われない。自慢のイチゴを1年中楽しんでほしい」と薦める。