県内一のイチジク産地であるJA熊本うき管内で、イチジクの出荷が後半戦を迎えている。2024年産は、遅い梅雨入りやその後の高温乾燥もあり、出荷量は前年を下回る見込みだが、色づき良く高品質なイチジクの出荷が続いている。
2日には約2500パック(1パック250グラム)がJA柑橘(かんきつ)選果場の冷蔵倉庫に持ち込まれた。イチジクはJA職員が内容を確認し、品質管理を徹底した上で出荷する。
管内では宇城市三角町を中心に、宇城いちじく部会の部会員25人が、約3・7ヘクタールで栽培。県内や広島を中心に出荷し、9月まで出荷は続く。
同選果場の奥田洋樹主任は「今年は栽培環境が特に厳しく、数量減の単価高で推移している。やや小玉傾向だが、果実内容は良いため、高単価での出荷を継続していきたい」と話した。