JA鹿本では梨「トンネル幸水」の出荷が始まっている。7月下旬、山鹿市のJA熊本経済連第一園芸集送センター鹿央選果場で70ケース(1ケース5キロ)を選果し、中部・近畿地方へ出荷した。
「トンネル幸水」とは、2月下旬から5月上旬までビニールで屋根を作り栽培する梨で、露地栽培よりも7日から10日程度早く出荷できる。
JA営農指導課の村上奨さんは「交配時期から天気が良く着果は良好。生産者の徹底した栽培管理の下、例年通り高品質な梨に仕上がっている」と話した。
同JAナシ部会は12人、約5ヘクタールで栽培。7月下旬から「露地幸水」「秋麗」「豊水」「あきづき」「新高」「新興」「愛宕梨」と品種を変えて、8月下旬をピークに11月下旬まで、九州、関東の市場へも出荷する。
今年度は40トンの出荷量を目指し、栽培管理の徹底に向けて目均し会などを実施。部会員一丸となって高品質な梨の生産に努めていく。