JA熊本うき管内の三角地区で、香酸かんきつ類のスダチが出荷のピークを迎えている。JA柑橘(かんきつ)選果場では、1日400ケース(1ケース1キロ)以上を週に3回選果。8月末まで関東や東北、直売所に約4トンの出荷を計画する。
2024年産は、高温乾燥などの影響でやや小玉傾向だが、香り良く上々の仕上がりとなった。直径3センチほどの果実の収穫に、生産者は早朝から汗を流している。
選果場に持ち込まれたスダチは、形や色づきなどを職員が確認し、鮮度を維持した状態で出荷される。熊本産のスダチは珍しく、市場からの評価は高い。
西営農センターの西村敬二係長は「今年は気候の影響を心配したが、外観も良いものが多く収穫されている。自信を持って消費地に出荷していきたい」と話した。