JA鹿本では8日から極早生品種の温州ミカン「肥のあかり」の出荷が始まった。8月下旬の台風の影響も少なく、同JAみかん部会では腐敗果対策など管理も徹底し、高品質なミカンの出荷となった。
同JAでは極早生を皮切りに早生温州、中生温州、普通温州と品種を替えながら出荷が続いていく。2月下旬までの期間に、合計500トンの出荷を見込んでいる。
熊本市北区植木町のJA南部選果場には10日、生産者8人が約8トンのミカンを持ち込んだ。選果場作業員が傷などを目視で見分けた後、光センサーによる糖度測定などを経て箱詰めされたミカンは、関東や関西方面へ出荷された。
JA営農指導課の担当者は「今年は夏の高温と干ばつでやや小玉傾向だが、内容の良い果実に仕上がっている。ぜひ多くの方に食べてほしい」と話した。