熊本市西区河内町のJA熊本市柑橘(かんきつ)選果施設は、ミカンの出荷シーズンに合わせて行政の担当者と協力し、市内の小学3年生の施設見学を受け入れている。食育活動の一環として、農業やミカンについて知ってもらうことが目的。10月~11月末まで開き、61校約4600人が見学する予定だ。
1日は、86人が施設を見学。同選果施設の担当職員が施設での作業やミカンが出荷されるまでの流れなどを児童に説明した。施設見学では人工知能(AI)搭載の選別機械やミカンの糖度や酸度を調べる内部センサーを見た児童から驚きと歓声があがった。
同選果施設では、露地温州、中晩かんなど年間約2万トンを選果している。
担当した職員は「ミカンには栄養素が豊富に含まれている。今日学んだことを思い出しながら、ミカンをたくさん食べて元気に過ごしてほしい」と児童に呼びかけた。