八代市東陽町で10月下旬、「第50回記念東陽しょうが祭」が開かれ、JAやつしろ生姜(しょうが)部会と同JA女性部東陽支部の部員らが参加した。
祭は八代市や同JAなどで構成する運営委員会が主催し、特産品であるショウガの収穫祭として、1975年から始まった。会場には多くの来場者が新鮮なショウガを買い求め、葉付きショウガや2キロ以上の泥付きショウガなど合計約5トンが完売した。同JA北部総合営農センターの岩本孔明指導員は「今年はショウガの売り上げが昨年より多く、ようやくコロナ禍前の活気を取り戻しうれしく思う。今後も『東陽生姜』の売り上げと知名度向上に向けてPRをしていきたい」と話した。
今年はショウガ料理コンテストを初めて開き、ホテル大黒屋(同市麦島西町)の「生姜まみれ丼」がグランプリを受賞。また、ドライブインみなみ(同市東陽町)の「本場東陽仕込み紅ショウガ焼きドーン」が準グランプリを受賞した。
会場では同女性部の出店やくまモンも登場し、県内外から多くの来場者で賑わった。