
JA熊本中央会は2月下旬、合志市のJA教育センダーで農家経営総合診断士養成研修会を開いた。全12回の講義を通じて簿記やマーケティングなどを学ぶ。11JAから営農や販売担当者ら13人が参加した。
農家経営診断ソフトは①生産技術分析②農業経営診断③農家経営シミュレーションで構成される。農家の生産実績や資金繰りを見える化し、技術・経営指導に役立てることが目的。研修では、参加者らは一連の操作や分析結果の見方について学んだ。参加者は「農家・組合員と対話するきっかけになる。事業承継の相談の際などに活用したい」と話した。
同ソフトは2011年から稼働し、県内11JAが利用する。システムは県や関係団体と連携して開発し、同会が管理・運用する。同会の担当者は「部会単位で活用し、地域の生産力向上に役立ててほしい」と話した。