
JAたまな管内で3月下旬、「河内晩柑」の出荷が始まった。やや小玉傾向だが、品質は良好。関西や関東へ出荷し、4月下旬までに350トンを計画する。
「河内晩柑」は黄色い果皮で、見た目はグレープフルーツに似ているが、苦みは少なくさっぱりとした甘みがある。夏季の高温や強日照で日焼け果が発生したが、おおむね生育は順調となった。
中央みかん選果場では、従業員が1玉ずつ傷の有無などの品質を確認。光センサー選果機との併用により、基準を満たした果実を出荷している。
JAの指導販売担当は「この時期にしか味わえない『河内晩柑』を多くの人に食べてほしい」と話した。