
山鹿市鹿北町にあるJA鹿本の筍(たけのこ)加工場で、11日からタケノコの水煮加工が本格的に始まった。2025年産は400トンを目標にタケノコを集荷し、製造を行う。
生産者から受け入れたタケノコは、まずボイルして皮を剥いだ後、缶へ詰めて冷蔵庫で保管。その後、缶から取り出して大きさ別に仕分け・整形し、規格ごとに缶詰やパックへ詰め直す。堀りたてタケノコの鮮度を維持したまま、その日のうちに加工した水煮は風味が良く肉質が柔らかいのが特徴。
同加工場の松葉勇市場長は「水煮は長期保存ができ、いつでもおいしく味わえる。さまざまな料理に活用してほしい」と話す。
製品は7月から福岡や名古屋へ随時出荷する他、JAファーマーズマーケットやオンラインストアでも販売する。