JA熊本果実連は8月上旬、熊本県果樹技術者連盟の研修会を玉名市と荒尾市で4年ぶりに開き、約80人が参加した。梨のみつ症軽減対策、温州ミカンの園地集積と省力化技術を学んだ。
みつ症の原因となる夏場の乾燥防止や、果実温度低下のための遮光ネットを設置した園地を視察。参加者から導入費用や効果などの質問が出た。
温州ミカンの園地集積と省力化技術に取り組む園地では、園地集積の経緯をJAたまなの担当者が説明。収穫コンテナの積み降ろしや家庭選果を女性でも楽にできる省力化機械について研修した。
同連盟の上口政信会長は「会員は現在191人、今年は6人の新人を迎えた。今後も果樹生産者の経営安定、果樹振興のため技術者の育成は重要」と話した。