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JA地域福祉に関する研究会およびセミナーを開催 JA熊本中央会

2024.02.23
セミナーで事例報告をする瀬上さん

 JA熊本中央会は22日、2023年度JA地域福祉に関する研究会とセミナーを熊本市で開いた。

 研究会では、JAや連合会の企画・福祉担当者など21人が参加。豊かで暮らしやすい地域社会の実現に向け、生きがいを持ちながら安心して暮らせる環境の実現について研究し、情報共有を図ることが目的だ。県子ども障がい福祉局子ども家庭福祉課の松本貴志さんと子ども未来課の大村郁敬さんが、子ども食堂の支援や放課後児童健全育成事業について情勢を報告した。その後、各JAが地域福祉活動について報告、意見交換などで情報を共有した。

 セミナーには、福祉活動に関わる県内JAの助け合い組織や女性部員、JA職員ら84人が参加。あらゆる世代の身体・心の健康を対象とした「JA健康寿命100歳プロジェクト」の展開や、地域包括ケアシステムの構築について理解を深めた。

 県認知症対策・地域ケア推進課の入舟永さんは「地域包括ケアシステムについて」と題し、行政の取り組みなどについて報告。続いて、JA熊本市助けあいの会「ふれあいともあいの会」の瀬上カチ子会長が子ども食堂の支援について事例報告をした。

 瀬上さんは「子ども食堂へ関心を持ってほしい。女性ならではの目線で子どもたちが心豊かに成長できる環境と社会を作り、支援の輪を広げる努力をしたい」と話した。