JAバンク熊本は3月4日、熊本県教育委員会へ約2万冊の小学校高学年向け食農教育の教材本を贈った。教材本はJAなどを通じて県内全小学校329校と特別支援学校4校に配られる。
教材本「農業とわたしたちのくらし」は、熊本県内のトマト生産や菊池農業高校の取り組みなどを紹介している。
この取り組みはJAバンク食農教育応援事業の一環。2008年度から毎年、全国の小学校に教育本を配布する。教育現場でデジタル化に合わせて専用の動画も公開する。
JAバンク熊本を代表し、農林中央金庫熊本支店の小暮俊介支店長とJA熊本中央会の本田浩参事が県庁を訪問。県教育委員会の白石伸一教育長に教材本を贈呈した。
白石教育長は「教材本では熊本の農業に多く触れ、児童らの興味を引く内容だ。食料安全保障の大切さを教え、郷土愛を育むために大切に活用したい」と応えた。