JAバンク熊本は20日、熊本市内で「2024年度JAバンク熊本フォーラム」を開いた。地域に密着した信用事業の実践と連携強化へ、JA、農林中金熊本支店、関係団体の役職員ら110人が参加した。
24年度は農業者の経営維持・発展に必要な融資体制の構築や地域金融教育の充実などに力を入れる。JAバンク熊本運営協議会議長を務めるJA熊本中央会の宮本隆幸会長は「金利情勢などの環境変化に適切に対応し、新たな価値を提供し続けることが求められる。地域の実情に応じた創意工夫ある金融仲介機能の発揮を期待したい」とあいさつした。
大会では23年度の実績優績JAを表彰。JAバンクローン部門など4部門で表彰を受けたJAくま金融共済部の税所義治部長は「各施策を着実に実行することができた。職員間で組合員・利用者・地域住民のために取り組むという意識が図れたのも要因だ」と話した。
農林中金総合研究所の柳田茂特別理事研究員が「JAバンクを巡る情勢・課題と対応方向について」と題して講演。大会最後には、同支店の田中聡志さんの号令で目標達成に向けガンバロー三唱を行い、気運を高めた。