熊本県農協青壮年部協議会は22日、2024年度JA熊本県青壮年部大会を熊本市で開いた。「組織活動実績発表大会」ではJA鹿本青年部(発表者=丸山幸治さん)、「盟友の主張発表大会」ではJA鹿本青年部の原口美季さんが最優秀賞となった。
JA鹿本青年部は「希望への架(か)け橋~カケル思い。繋(つな)ぐ未来~」と題し、同JA地域担い手育成センターの修了生らによる新規就農者の営農支援や地域交流について話した。
原口さんは「女性農業者~未来への挑戦~」と題し、スイカ農家をひとりで経営しながら青年部初の女性部員として農業に取り組む思いを力強く述べた。
県内JAの青壮年部員や関係機関から約270人が参加。県青協の石本勝也委員長は「将来を見通した自立農業経営の確立、明るく豊かな地域社会づくりに向けて発表内容を生かしてほしい」と述べた。JA熊本中央会の宮本隆幸会長は「農業を取り巻く環境は厳しさを増すが、部員らが地域農業のリーダーとなり、相互研さんの下、組織のさらなる発展を期待する」と述べた。
受賞した2人は12月に長崎県で開かれるJA九州沖縄地区大会に出場する。その他受賞者は次のとおり。
◇組織活動実績発表大会優秀賞=JA阿蘇青壮年部
◇手づくり看板コンクール最優秀賞=JA菊池青壮年部大津支部▽優秀賞=JA阿蘇青壮年部一の宮支部、JA本渡五和青壮年部
◇1分間動画発表大会最優秀賞=JA菊池青壮年部泗水支部▽優秀賞=JA熊本市青壮年部天明支部
◇盟友の主張発表大会優秀賞=奥田奨(JA菊池青壮年部)、長野泰蔵(JA阿蘇青壮年部)