JA熊本果実連は2日、2024年の県産「デコポン」の初売りセレモニーを東京と大阪で開いた。今年産「デコポン」の出荷量は9000トンを見込む。出荷は12月~翌年6月。加温ハウス栽培から鮮度保持資材を活用した後期「デコポン」まで7カ月間続く。
東京都中央卸売市場大田市場(東京青果)と大阪市中央卸売市場(大果大阪青果)が会場。大阪の会場には県内JAの代表、果実連、行政関係者が出席して、市場、流通関係者らにPRした。
同連の橋本明利会長は「熊本を代表する『デコポン』の初売りを迎えた。夏季の高温干ばつを乗り越え、消費者の期待に応えられる品質に仕上がった」と力を込めた。
会場では、サンプル果実の配布や試食を行い、仲卸、小売業者らが今年産を確認した。流通関係者からは「よく仕上がってる。年内の贈答向けから早く消費者に届けたい」との声が上がった。