JA熊本中央会は7日、「第49回『ごはん・お米とわたし』作文・図画コンクール」の表彰式を熊本市で開いた。最高賞の熊本県知事賞は、作文の部で井上葵偉さん(熊本市立桜木東小学校5年)、図画の部で西釜暖さん(熊本市立白川小学校5年)を選んだ。
お米の良さと食料や農業の大切さを学んでもらうことを目的に毎年開く。県内小中学校から作文の部に979点、図画の部に2152点の応募があった。
井上さんの作文は、おじいちゃんが、おばあちゃんの死を乗り越え、家族のためにおにぎりを作ることで元気を取り戻す様子を描いた。「食」の価値を再確認させられる内容だ。西釜さんの図画は、弁当箱を囲む姿を上から見たアングルで描いた。おにぎりをみんなで手に取り、楽しそうに食べる雰囲気まで伝わる作品となっている。
この他JA全中による全国コンクールでは作文部門で井上葵偉さん(熊本市立桜木東小学校5年)、図画部門では奥村季市さん(熊本市立植木小学校1年)、佐藤柚乃花さん(合志市立南ヶ丘小学校6年)がそれぞれ優秀賞となった。
宮本隆幸会長は「たくさんご飯を食べ、健康な心と体を育み、次代を担う立派な社会人になってほしい。JAグループ熊本は、これからも皆さんを応援する」と述べた。