熊本県協同組合間提携推進会議(事務局=JA熊本中央会)は16日、「2024くまもと協同組合コンベンション」を合志市のJA教育センターで開いた。会議は、JAグループ熊本や熊本県生協連など11団体で構成。参加者は協同組合の役割を再確認し、2025年国際協同組合年(IYC2025)に向けて連携機運を高めた。
県生協連、県漁連、県森連、JAグループ熊本などの役職員80人が参加。日本協同組合連携機構(JCA)の比嘉政浩専務が「協同組合のアイデンティティ」と題し講演。地域課題の解決に向けて協同組合間の連携を呼びかけた。
「国際協同組合年に向けて何ができるか」をテーマにグループ討議を行った。参加者は所属団体の取り組みを紹介しながら、地域貢献活動や消費者向けイベントなど各団体の連携について意見交換した。
各グループから学生や消費者との商品の共同開発や広報展開、協同組合の施設を回るウォーキングイベントなど多数のアイディアが出された。
推進会議は今後、各グループのアイディアを参考に、IYC2025の県での取り組みを検討する。
推進会議の宮本隆幸会長は「協同組合の存在意義を再認識し、相互理解や連携を深めてほしい」と話した。