JAたまな女性部は、トマトを使ったケチャップ作りに取り組んでいる。生産者が集荷センターに持ち込んだトマトの中でも出荷基準に満たないものを使用することで、食品ロスの低減などにもつなげる。
この取り組みは持続可能な開発目標(SDGs)の12「つくる責任つかう責任」に通じる。
同センターに持ち込まれたトマトは、従業員が傷の有無や品質を確認。基準に満たないものは生産者へ返却された後、一部は規格外品として再度出荷される。その他は個人で消費するなどしていたが、やむなく廃棄する場合もあるという。
この状況を受け、JA女性部がケチャップとして加工することを発案。返却されるトマトの一部をケチャップにすることで、長期間の保存も可能になり、効率的に消費できる。
管内の加工所を活用し、6、7月に各地区の部員が数人ずつに分かれて作った。トマトを提供した生産者にもケチャップを贈るなど、双方が協力しながら取り組む。
JA生活指導員は「トマトケチャップはいろいろな料理に使うことができる。食品ロスなどの環境問題解決のためにも、今後も続けていきたい」と話した。