
JA熊本市管内の芳野地区で、タケノコの出荷が最盛期を迎えている。同地区で育つタケノコ「孟宗竹(もうそうちく)」は粘土質の赤土で育ち、白くて柔らかくえぐ味が少ないのが特徴だ。10日時点で日量10トンを地元市場や県外市場では山形県を中心に連日出荷。4月下旬まで続き、総出荷量120トンを目指す。
JA芳野筍(たけのこ)部会は30戸の生産者が朝早くからタケノコ掘りに汗を流す。JA熊本経済連で定めた出荷規定にのっとり、3Sから3Lの大きさを2キロ、4キロ、10キロ箱に選別。選別後は冷蔵庫で保管され、鮮度を保ったまま出荷される。
同部会の内田一臣部会長は「本年産は春先の高温と雨の影響で、例年よりも豊作となっており販売も順調に進んでいる。最盛期を迎え、収穫の追い込みに入っている。部会には若手も多いので協力し合いながら部会全体で盛り上げていきたい」と述べた。