JA熊本うき海東出張所前倉庫で11月下旬、早生ポンカンの選果が始まった。贈答用として年の瀬まで九州地方中心に総出荷量17トンを計画する。
小川ポンカン部会は、宇城市小川町海東地区の生産者4戸が約1・6ヘクタールで作付けする。2023年産は秋の乾燥の影響で、やや果実は小ぶりだが色づき良く、高糖度に仕上がった。収穫したポンカンは、JAの貯蔵庫で約5日間かけて追熟させ、共同選果で品質をチェックし、各自宅で箱詰して出荷する。
40年以上の歴史を持つ部会だが、近年では生産者が減少。若い生産者が作業を手伝うなど、地域が一体となり協力して栽培を続ける。
髙岡澄子部会長は「作業を助け合うことで、出荷を続けられている。チームワークで特産を守りたい」と話した。