熊本の農畜産物

秋冬ニンジン出荷最盛 JA菊池

2024.02.01
集荷されたニンジンを確認する岩木センター長

 JA菊池管内で秋冬ニンジンの出荷が最盛期を迎えた。日量45トン(4500ケース、1ケース10キロ)を出荷する。出荷先は熊本・広島・京都・岡山・兵庫。出荷は11月中旬から3月下旬まで。安全・安心な「きくちのまんま」ブランド確立を目指し、安定出荷を狙う。期間中3500トンの出荷を見込む。

 主な品種は「愛紅(あいこう)」「ゆうべに」「紅ひなた」「TCH-711」「優馬」など。高品質のニンジンを随時出荷する。

 JAニンジン選果施設(菊陽町)では、泥付きが集荷される。洗浄し、選別機により3LからSまで、大きさや形、品質で、11等階級に振り分け箱詰めして、市場の要望や用途に合わせて出荷する。

 岩木憲一センター長は「播種(はしゅ)時期の天候不順によるまき直しや干ばつなどに悩まされ、一部品質の低下も見られるが、例年並みの出荷ができている」と話した。