JA熊本うき管内で、ブランドミニトマト「恋べに」の出荷が順調だ。JA熊本経済連の第2園芸集送センターでは週に5回、約900ケース(1ケース3キロ)を関東中心に出荷する。
「恋べに」は限られた生産者が作り、着色や糖度の基準をクリアしたものだけが出荷される。サイズはL・M・Sに絞り、市場の需要に応じることで高単価につなげている。
今シーズンは暖冬で、年内は糖度乗りにバラつきも見られたが、1月中旬からは順調な出荷が続く。宇城管内では17戸が「恋べに」の栽培に取り組み、定期的な現地検討会などで、技術向上を図る。
宇城市松橋町で恋べに栽培に取り組む河野公明さんは「暖冬の影響で苦労もあったが、安定した糖度で出荷ができてきている。おいしいミニトマトを消費地に届けたい」と話した。