熊本の農畜産物

露地デコポン選果開始 JAあまくさ

2024.03.02
露地デコポンを予備検査する営農指導員

 JAあまくさは、2月中旬から各市場へ露地デコポンの出荷を始めている。全般的に成熟は順調で食味は良好な仕上がり。数量が昨年より2、3割多い予想だ。JAでは露地デコポン1210トンを計画。5月連休明けまで出荷を見込む。

 統合選果場で2023年産露地デコポン予備検査をした。検査時点の糖度とクエン酸の数値を測り、出荷の順番を決める。生産者が出荷前の果実626点を園地毎に持ち込み、光センサーを通して内容を計測。基準に満たないものは通常より鮮度保持が高い鮮度保持袋で保存し、長期販売へ備える。

 担当者は「収穫から出荷まで順調に行い、消費者においしい屋根掛けデコポンを届けられるように、生産者とJAが連携して品質管理に努める」と話した。