全国有数のスイカ生産量を誇るJA鹿本で2月28日、春夏大玉スイカの出荷が始まった。4月下旬~5月中旬をピークに、7月上旬まで全国へ出荷する。2024年産の総出荷量は150万玉を見込む。
この日、JA植木瓜(うり)類選果場では生産者6人が持ち込んだスイカ約2700玉を選果。主に東京、大阪の市場へ出荷した。品種は「スーパーエース」。食べた時のみずみずしい甘さと歯触りの良さが特徴だ。1月中下旬の低温や日照不足で生育の遅れがみられたが、その後の天候回復と栽培管理によって1玉約5キロ、糖度12度前後と上々に仕上がった。
JA園芸部会の前田博智部会長は「愛情込めて育てたスイカをぜひ多くの人に味わってほしい」と話した。
園芸部会のスイカ栽培者は約370人で約300ヘクタールを栽培。JA産のスイカは「夢大地かもと」の統一ブランドで全国に出荷するほか、JAのオンラインストアやファーマーズマーケット夢大地館でも販売する。