JA菊池スナップエンドウ部会では出荷最盛期を迎えている。3月末に日量約500キロを県内や大阪、名古屋方面に出荷している。出荷は5月ごろまで続き、総出荷量は28トンを目指す。
同部会は18戸で166・5アールを栽培する。同部会の瀬田俊治さん(65)は3月27日、菊池市七城町の圃場(ほじょう)でスナップエンドウの収穫作業に追われていた。瀬田さんは就農14年目で、約10アールを経営する。収量1・5トンを生産し続けていくことを目標に、収穫の喜びを感じながら収穫作業に汗を流す。
瀬田さんは「例年より少し早い初出荷となった。生育は順調で品質良好。甘味があり、パリッと食感も良い。多くの人に手に取ってもらい食べてもらうことが一番の喜び。天ぷらで素材の味を楽しんでほしい」と笑顔で語った。
スナップエンドウを担当する橋口裕幸職員は「寒暖差が大きく管理が難しかったが、部会員の努力で病害虫の被害も少なく品質の良いスナップエンドウができている。収量や品質の向上、収量増加を目標に力を入れていきたい」と意気込む。