JA熊本市キャベツ部会は3月下旬、城山集荷場で春キャベツの出荷査定会を開いた。生産者、市場8社、職員ら約40人が参加。出荷本格化を前に、出荷基準の品質や重さを統一することで安定出荷、高品質維持につなげる。
担当職員が出荷基準の重さや形を説明。今年から箱のデザインを変更したため、出荷時の注意点などを話した。市場代表者は「暖冬で1ヵ月近い生育前進と大玉傾向にある。今後は日中の気温が20度を超え、大雨などによる品質への懸念があるが、家庭選別を徹底してほしい」と話した。
宮川俊幸部会長が等階級や大きさごとの箱詰めの仕方を実演しながら説明。生産者は出荷したキャベツの大きさを比べながら箱詰めの方法について協議した。
宮川部会長は「4月になると繁忙期に入る。天候に悩まされる年になるが、改めて出荷規格を確認し、今後の作業で実践してほしい」と呼びかけた。