熊本の農畜産物

タマネギの収穫が本格化 JA熊本うき

2024.04.15
乾燥させたあとに選果されるタマネギ

 農事組合法人熊本すぎかみ農場(熊本市南区)が栽培するタマネギの収穫が本格化した。5月の最盛期には、日量10トン以上の出荷を見込む。7月中旬まで総出荷量約600トンを目指す。

 2024年産の作付け面積は14ヘクタールで、3月7日から収穫が始まった。2月の曇天など天候不順もあったが、生育はおおむね順調だ。

 同法人の田上英課長は「生産コストが高止まりしていることもあり、品質と量を確保するには、より効率的な栽培が必要だ。PR活動にも力を入れ、有利販売できるよう努めたい」と話した。

 同法人は県内有数の大規模集落営農組織。米や麦、大豆を中心に栽培しているが、安定収入に結びつけるためタマネギなど野菜栽培も手がける。近年はドレッシングなどの加工品開発で6次産業化にも取り組む。