JA菊池ゴボウ部会の春ゴボウ「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎えた。日量2000ケース(1ケース2キロ)を関東や関西、中京、九州に出荷する。収穫は6月下旬まで続き、700トンの出荷を見込む。
部会では77戸が68ヘクタールで栽培する。川口晃範部会長は「春ゴボウは冬にビニールを張り、草取りや温度管理が大変だが、手間をかけた分、柔らかく癖なく育つ。酢ゴボウや素揚げにして塩を振って素材の味を楽しんでほしい」と語った。
JAでゴボウを担当する宮川翔さんは「生育は順調で、寒暖の差でうま味が増し、風味豊かなゴボウが出荷できている。部会員の意識を統一し、一層の品質向上と収量アップに励みたい」と意気込む。
部会は2019年に「地理的表示(GI)保護制度」認証を取得。メディアでも取り上げられ知名度を徐々に高めている。