熊本の農畜産物

春ニンジン出荷最盛 JA菊池

2024.05.17
ブラッシングしてプールで冷やされるニンジン

 県内一の出荷量を誇るJA菊池管内の春ニンジンが、4月下旬から出荷本番を迎えた。主な出荷先は、県内や広島、京都が中心。6月中旬まで日量30トンの出荷を見込む。

 菊陽町のJA選果場では、集荷した泥付きニンジンをブラシングして、オゾン殺菌する。12等階級に選別し、保冷庫で保存して鮮度を保ちながら市場や用途に合わせ出荷する。

 JA管内では、30戸が57ヘクタールで栽培する。主な品種は「愛紅」「紅うらら」「翔彩」「TCH-711」。

 西淳史営農指導員は「M・S中心での収穫となっているが、高値相場で推移している。雨天が多く品質の低下が懸念されるため、収穫を急ぐ。入念に選別して、甘みがあり食べやすいニンジンの出荷を続けていく」と話した。