JA熊本市野菜選果施設(南区)で2024年産「肥後のでこなす」が出荷最盛期を迎えた。品種は「PC筑陽」。5月中旬時点で、日量80トンを関東、中京、関西中心に出荷。24年産は曇天や異常気象の影響で全体的に収量は少なく、5月からの気温の上昇、天候回復とともに品質向上・収量増加へ巻き返しを図る。
JA茄子(なす)部会は174戸が約80ヘクタールで栽培する。部会員の8割が天敵を導入。栽培管理の統一を図るため月1回、現地検討会を開いて、安全・安心なナス栽培を徹底する。出荷は6月末まで続く。総出荷数量1万3600トン、販売金額50億円以上を目指す。
営農指導員は「今後も選果場や現地検討会で確認しながら、高品質出荷を徹底する」と話した。