熊本の農畜産物

梅「玉英」「鶯宿」出荷スタート JA熊本市

2024.05.31
梅「鶯宿」を選果する作業員

 JA熊本市芳野選果場で5月中旬、梅「玉英」「鶯宿」の出荷が始まった。初日は「玉英」「鶯宿」計約1トンを荷受けして広島、鳥取、熊本県内に出荷。5月下旬まで続き、主力品種「南高」に切り替わる。

 2024年産は暖冬で開花が早まった影響で、着果量は例年に比べ非常に少なくなっている。果実肥大は良好で高品質に仕上がっている。

 JA梅部会は18人が6ヘクタールで栽培。部会は高品質な梅を消費者に届けるため、果実に傷が付かないよう、丁寧に手作業で収穫する。

 販売担当の髙木太郎さんは「今年は全国的に梅が不作傾向。なかなか店舗で見かける機会が少ないと思うが、旬の梅を料理やジュースにして、季節感を感じてほしい」と話す。