熊本の農畜産物

春メロン出荷ピーク JA熊本市

2024.06.06
メロンを選果する選果員

 JA熊本市野菜選果施設で春メロンの出荷がピークを迎えた。5月上旬、「クインシー」30トン、「タカミ」15トン、「肥後グリーン」4トンを関東中心に全国へ出荷した。6月中旬まで総出荷量1400トン、販売金額7億円を目指す。

 JAメロン部会は96戸が春物を45ヘクタールで作付け。収穫したメロンを荷受けし、作業員らが傷の有無や網目の張り具合を確認。目視に加え、光センサーで個別の糖度を検査する。等級や大きさごとに分けて箱詰めされる。

 2024年産は曇天、長雨、低温の影響で着果不良、小玉化や裂果が見られたが、5月に入り出荷は順調だ。

 営農指導員は「今までにない天候不良で厳しい栽培だったが、味、品質ともに申し分ない。高品質なメロンを消費者に届けるために、出荷終了まで指導に努める」と話した。