熊本の農畜産物

マンゴー出荷本格化 色づき糖度良し JA熊本うき

2024.06.03
マンゴーを選果する職員

 宇城市三角町で、マンゴーの出荷が本格化した。2024年産は、曇天で遅れ気味の生育となったが、天候の回復と共に例年並みの高糖度に仕上がった。総出荷量は1万6000玉(約5.4トン)販売金額1620万円を目指す。出荷は7月上旬まで。

 県内でマンゴー栽培は珍しい。温暖な気候を生かし栽培するマンゴーは十分な糖度で、市場の評価も高い。

 JA熊本うきマンゴー部会は同町の4戸が40アールで栽培。4月下旬から収穫が始まった。選果場では糖度や熟度、外観などを一玉ずつ確認し、丁寧に箱詰めする。週3回の選果で関東や東北、地元直売所を中心に出荷する。

 果樹特産課の片岡智晴さんは「高品質なマンゴーを味わってほしい」と話した。