熊本の農畜産物

「高砂レンコン」出荷開始 JA熊本市

2024.06.14
出荷するレンコンを確認する藤本部会長

 熊本市西区沖新町で早掘りとして有名な「高砂レンコン」の出荷が5月下旬に始まった。6月下旬までハウス栽培が続き、露地へ切り替わる。8月中旬まで総出荷量180トン、販売金額2億円を目指す。

 5月下旬にJA熊本市高砂蓮根(れんこん)部会は出荷査定会を開いた。早朝から藤本直人さん(76)のハウスに集まり、収穫したレンコンの関節の太り具合や重さを確認。出荷規定や家庭選別について協議した。

 部会は20戸が約35ヘクタールで栽培。出荷時に鮮度保持シートを入れて品質維持と作業簡潔化に取り組む。鮮度を保つため空輸し、翌日に市場へ届ける。

 藤本武部会長は「春先の長雨の影響が懸念されたが、生育は順調。透き通るような白さと、シャキシャキとした食感のレンコンを食べてほしい」と話す。