ＪＡ阿蘇管内でメロン「肥後グリーン」が収穫期を迎えている。阿蘇市の永野成男さん（７０）の圃場（ほじょう）では７日から収穫が始まり、１週間で約１８００玉の収穫を計画している。３月上旬に作付けし、温度管理や摘果作業を徹底したことで、糖度１６度以上となった。

　肥後グリーンは翡翠（ひすい）色と形容されるほど鮮やかな色合い。食べ応えがあり、 果肉はしっかりとしていて、シャキッとした食感が魅力。絶妙な食感で果汁があふれ、皮のぎりぎりまでおいしく食べることができ、はっきりとした甘みと上品な後味が特徴。

　一方、近年は生産者の高齢化や後継者不足で、栽培技術の継承が懸念されている。永野さんは「例年並みの甘くて食感の良い肥後グリーンができた。多くの人に味わってもらいたい」と話した。

　同ＪＡ産の肥後グリーンは直売所「四季彩一の宮」で販売している。