熊本の農畜産物

オクラ出荷最盛 JA菊池

2024.07.09
集荷されたオクラの確認をする検査員

 JA菊池管内でオクラの出荷最盛期を迎えている。オクラは品質の良さと、夏場の健康野菜としての需要の高さから引き合いが強く、日量2000~3000パック(1パック80グラム)を関東方面に出荷する。同JAオクラ部会では栽培講習を小まめに開き、部会員の意識統一を図る。

 同JA営農部園芸課の橋口裕幸指導員は「露地栽培のオクラは当初の天候不順で生育を心配したが、生産者の努力で品質は良好。現在はMサイズ中心の出荷している。同部会では多収品種の導入や栽培管理の徹底で10アール当たり収量の増量を目指している」と話した。

 部会員36戸、約4ヘクタールを栽培する。10アール収量は露地栽培で2・5トン、ハウス栽培で3・5トンを目指す。出荷は11月下旬まで続く。オクラ栽培は10数年前、高齢者対策の軽量野菜として、また、夏の所得確保として始まった。