JA熊本市芳野選果場で7月中旬、梨「幸水」の選果・出荷が始まった。初日は約1・2トンを県内と東京に出荷した。作業員が目視で1玉ずつ傷の有無や色合いなどを確認。選果機で糖度を計測し、大きさや形で選別して等階級別に箱詰めをした。
2024年産は昨年より着果量は減ったが、玉肥大は順調で品質、食味とも良好。天候による被害も少なく、生育は順調だ。
JA芳野梨部会21人が約8ヘクタールで栽培。7月下旬から「凜夏」「豊水」「あきづき」「新高」とリレーしながら10月上旬まで出荷が続く。総出荷数量120トン、販売金額5000万円を目指す。
担当職員は「梨は疲労回復や熱中症対策に効果があるとされる。暑い日が続くので、甘くみずみずしい梨を食べてほしい」と話す。