JA阿蘇中部ミニトマト部会では、2024年産夏秋ミニトマトの出荷が最盛期を迎えている。作付総面積は約3ヘクタールで、生産者は22人。7月中旬から九州管内を中心に出荷が本格的に始まっている。品種は高糖度で肉質が良く、食味極良な「キャロルスター」や「みわた」が中心。販売数量174トン、販売金額1億1600万円を計画する。
24年産は定植後に低温の日が続き収穫時期が1週間程ほど遅れたが、品質・食味とも良好。一部梅雨期の日照不足によるしおれ、樹勢の低下が見られたが、その後樹勢も回復し大きな病害虫の発生は見られていない。今年は病害の発生も遅く、後半も現在の樹勢良好により安定した生育・出荷となる見込みだ。
同JA中部野菜センターには、各生産農家から多い場合で、約220ケース(1ケース15キロ)が持ち込まれており、選果選別作業に追われている。販売担当の石部拓郎職員は「食味・品質ともに良好だ。有利販売につながるよう努めたい」と話した。